私には到底無理 | - 2024/05/05
- 今やいろんな情報を簡単に手にすることができて、それはカウンセリング(悩みの解決)の世界も同じです。
悩みや問題、苦しみは人にはつきものですが、それを解決するためにいろんな人のいろんな手法を見聞きすることが今は誰でもできます。私も、興味のあるものを時々見聞きしたりしますが、そこで気づいたことがありました。
それは、私はそこで紹介されているような手法、考え方で変われる魂のレベルじゃなかったんだということです。
例えば「過去に自分をいじめた人を何十年たっても今だに許せなくて、その人に悪いことが起きればいいと思ってしまいます。それがとてもつらいです」というような悩みに対して「もう、過去のことです。そんなことにあなたの貴重な時間を使うのはもったいないです」「相手にはあなたをいじめた結果がかえってくるのでそのままでいい」「そんな人もいる、と気持ちを切替えて。あなたがこれから生きるのにもうそのような人とは関わらないということを学んだのです」「憎しみは憎しみしか生まない、何の解決にもならない」などなど。そのような起きていることの視点を変えることを勧めるようなものが多いです。
それが理解できて、そのように自分を変えることが出来る人も確かにいるのだと思う。そこまでの魂レベルの人たちなんだろう。ちょっと何か一言でそこへ上がれる人たち。
しかし、私には到底無理でした(今はそれも使えるようになりましたが)もし、私がこの悩みを持つ人であれば、頭ではわかっている、でも、この許せない感情、そしてそれに飲み込まれてしまう苦しさ、これをその言葉で鎮火させられることはできない。というのが正直なところです。それは、そのレベルではなかったんだと思いました。
で、そんなふうに感じている自分を誤魔化して、いられるほどの体力も気力もない。そして、これは自分の性格ですが、解決するなら根底から、とか、やるなら真理に近づきたい、とか、自分を成長させたい、とかがあってのここでの手法だったのだろうと思いました。
自分自身があまりにうまくいかずにずっときての、自分の性格を含めて作った苦肉の策「魂の道場」。しかし、今、これをやってきて本当によかったと思えます。やはり自分の在り方に正直であることが大切なんだと思いました。
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