適応力 | - 2025/05/19
- 自分の寿命を終える日までの間、人は刻々と変化していく自分の身体、心、環境、人間関係、仕事、お金などなどに適応して生きていかなければなりません。
この「適応」するということがたくましさであり、柔軟さであり、知恵を個性を発揮する時なんだと思います。
メンタルが強い、頑強な体を持っている、やる気がある、前向きである、めげない、ことが生き抜く力と思われると思いますが、ここだけにたよってしまうと、それが出来る人は選ばれた人のみ。もともと持って生まれた性格とか個性とか育った環境で成されていくものだからです。
しかし、適応力、と考えてみると、これは大人になってからでも作っていかれるものなのではないだろうかと思うんです。いや…大人になってからのほうがいい。なんせ何十年も生きてきているし、それなりに皆、苦労もしたり、病気をしたり、人間関係のわずらわしさも体験しているし、逆に感動や感謝や喜びなど、たくさんのことを体験してきているからです。こうして生きてきたという現実。
そして、何より、他人を変えることはできないことや、自分に起きることを避けることだけをし続けることへの疲弊や無力感なども知っていて、だとしたら、そこと闘うのではなく、それを自分の手中におさめてしまうほうへ動いてみようという気がわいてきます。
しかしそれは自分が耐える、ということではなく。だいたいうまい具合に、年を重ねるごとに耐えることができなくなっていくので、だとしたら、知恵を使い、柔軟さを使い、いいあんばいに適応していくという新しい選択をするのはいいと思います。
自分の人生をそれなりに生き抜くには「適応力」が必要なのだと思います。それも自分の適応力。そして、それ自体も変化していきます。それが、どなたかが言っていた「生き方を学び続ける」ということなんだと思います。
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