自分自身への自負 | - 2025/02/09
- 「自負とは、自分の能力や功績を人に誇れるくらいには立派であると信じることである。言い換えると、「自分はこのくらい凄いと自分で言ってしまえるだけの自信がある」ということである。主に「自負する」「自負がある」「自負心」といった言い方で用いられる。」(Weblio辞書より)
で、自負を持つことが大事といわれ、これが自分の自信にもつながるのだと思います。しかし、どうなのだろうか。
例えば自分は頭がいい。勉強ができる、クラスでもずっと1番だったと言う人が大学に入ったら、自分の周りは自分よりも頭のいい、勉強のよくできる人だらけだった、というのはよく聞きます。ということは、自分は頭がいい、自分は勉強ができるという自負はがらがらと崩れていく。又は、自分はこれだけの成功をした(これだけのことを今やっている)という自負を持つ人も、自分以上に成功をした人や活躍中の人が沢山いることを知って自信をなくすということもあるのかもしれません。
こうして他人との比較における自負においては自分よりも負けている人の前では使えるけれど、自分よりも勝っている人の前では使えずというものになります。これも自負の一つの意味づけで、これはこれでありです。
で、自負の新しい意味づけとして、自分の内側で自らが起こしたことへの自負というのはどうでしょうか。
例えば、なかなか行動に移せない自分があるとき勇気を持って行動する。それは他人から見たら小さな行動ではあるけれど、自分としては初めての勇気ある行動だった。それを行った自分自身への自負。誇り、自分はやった。できた。完璧ではなかったけれど、とにかく行動した…と言う体験を自分の自負にする。それは他人に話さなくていいと感じると思います。他人からの理解とか承認とかというところとは違うところにあるものだから。そして、それは自分の中でじんわりとした喜びとして感じられると思います。
こんなふうにして自分自身への自負を高めていかれるといいのでは?成長とか、意味づけを更新していくとかって、自分の内で起きていることでもあります。いや、そちらが先だと思います。これについても自分はそれが誰よりできている、と、他人が出るようであれば、それは、冒頭に出て来た自負と同じということになります。
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