過去が咲いている今… | - 2021/01/25
- 昨日書いた「55の魂に響く言葉を!U」の中から今日も書いてみよう。
55の言葉の中で私が最も気に入っているのは「過去が咲いている今、未来のツボミで一杯な今」と言う言葉です。それは河井寛次郎氏(陶芸家、彫刻家、デザイン、書、詩家1890〜1966)の言葉です。
初めてその言葉を見たときに、その言葉の簡素でありながらしっとりと優美であるところに魅了されました。そして、声に出して読んでみると、そこにはリズム感があり、抵抗なく言葉が流れています。そして、その言葉が言っていることも、まさにその通りだと納得できるものです。それぞれの人の今は過去が咲いている。それと同時にそれぞれの人の今は未来のツボミで一杯でもあると…。
そして、もうひとつ「欠点なんて気にしなくていい。あなたは神ではないのだから」これはアリストテレス・ソクラテス・オナシス ギリシャの実業家、20世紀最大の海運王1906〜1975)の言葉です。
思わず、ぷっぷーと笑ってしまいました。本当、本当にそうだよね、と思いました。この言葉からあふれてくる、いい意味での開き直りというか、物事を深刻にしない、大胆さが好きです。
神には長所も短所も、良いところも欠点も一切区別はなく、ただあるものとして在るので、そういう意味でも「気にしなくていい」とも言えます。
短い言葉にその人がちゃんと現れているという、不思議さとおもしろみがあり、これからもこのシリーズは続けていきます。
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