新入社員 | - 2024/04/06
- この時季、あちこちでフレッシュマンを見かけます。緊張した様子で、先輩だろうと思われる人と一緒に電車に乗っていたり、先輩の後ろをついて歩いていたり。社会に出て、これからいろんなことがあると思いますが、心が動くような仕事ができるといいなあと思います。
先日、TVで、ある企業の新入社員歓迎会の様子が映し出されているのを見ました。新入社員を囲むようにして先輩たちが座っていて、談笑している様子でした。
しかし、そこでの話は自分との相違を感じるものでした。先輩が「がんがん働いて、年収〇千万になったら、六本木にタワマン買う、も可能なんで。それ、十分ありなんで」と話していました。たまたま、見たのがその場面だったということなので、それだけではないとは思いますが、仕事の醍醐味とか、仕事を通して自分がどんなことを体験したか、とか、これから働く人たちの心に届くような話はないのだろうか、と思いました。
その後、場面は変わり。今度は新入社員だけ6人の二次会となりました。そこで話されていたこともお金の話。「毎月、貯金どのくらいできるのだろうか?」という話。「3万できればいいほうかも」「3万は自分的にはきつい。でも、貯金はしたい」という。で「じゃあ、毎週金曜日は、飲み会ってことで…やりましょう」と。毎週飲み会って…それが親睦をはかることと思っているからだろうか。飲み会がなくても若いからこそそれぞれの夢を語り合ってほしいし、お互いに知り合っていってほしい、と思いました。仕事ってお金を稼ぐためだけのものになってしまうと苦しさだけになってしまいます。飲み会ってその憂さを晴らすために誰かが作ったものなんじゃないだろうか。
おまけにその場面に対して流れたコメントは「皆さん、若いのにしっかりしています。今から自分の生活というところに目を向けていて」とか言っちゃってる。
こういう場面を見て共感する人のほうが多いのだろうなあと思いました。お金は大事です。生きていくのにはどうしても必要なものだから。でも、お金に使われてしまったらだめです。
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