信じ切ってしまっている | - 2024/07/15
- パターンが「理想とする自分」「こうなるべき自分」を求める、ということは普通に起こります。
人である以上、誰でもがそうです。それは普通のことなので、そこに向かうことに一生をかけてしまいますが、そのために苦しみが増してしまいます。
そして、これは、自己探求をしている人たちも同じです。いや、そういう事を行っているからこそ「理想とする自分」「こうなるべき自分」を追ってしまうという事が起きます。学んでいることへのイメージなのかもしれません。しかし、これはだめなことなのではなくて、そのくらい誰の中にでもこのパターンは大きく存在していて、そこへの信頼があるのだと思います。そうなれれば全てうまくいくだろうというような。
そうなれれば、他人から褒められ、賞賛され、大事にされ、それがあるから自分は自信が持てて、傷つかず、いらいらすることもなく、幸せでいられると思っているからだと思います。
しかし、それはパターンであるので、幻を追うことになります。そのことに気づき、そこを選ばないことを練習していき、そうではなかった、と自分が気づくのには時間も労力もかかります。何かをきっかけにして、または、こつこつと向き合いながら、そうではなかった、という体験をしていくしかありません。
「理想とする自分」とか「こうなるべき自分」というような形を作ることではないということです。
信じ切ってしまっているものから抜けること、新たな領域のことを言葉で説明することがとても難しいです。でも、伝える努力はこれからもしていきます。それでも最後はその人の意思と努力と継続と、それによる体験だけです。やっぱり自分を変えられるのは自分だけということです。
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