望みを叶える | - 2021/03/21
- 私もかつては、ひきよせもやりましたし、これをやると望みが叶うよ、良いことが起きるよ、心が静かになるよ、特別な力を与えられるよ、仕事がうまくいくよ、お金が入るよ、守られるよ、ということを色々とやりました。
それは、自分自身にも自分の人生にも満足していなかったからです。そして、それはまだまだ人が持つ本質的な幸せというものを全く知らなかったからです。だから、わかりやすい望みが叶うという事へ向かったのだと思います。
しかし、いつのころからか、そこへの興味がうせていきました。そこには、いくつか理由がありますが、一言で言ってしまえば、そこはもう、いい、ということでした。何かそこにいることへの違和感がありました。
そうして、次へ目が向いていきます。それは、自分にとって望んでいないものごとが人生の中にやってきても、自分自身にそれが起きても、それに向き合える自分になることでした。そういうことにも向き合える強さや柔軟さや賢さや理解やあきらめや、もともとあるネガティブなものを受容する、心を育てることでした。
そこを欲していくと、まだまだ脆弱であった自分でも、そこにある潔さと、すっきり感と、うれしさを感じました。そのときに感じた自由さは望みを叶えるということからの解放でした。そこでの開放感を感じて、初めて望みを叶えたいという一見無限の世界のように見えていた世界が実は狭く、窮屈な世界であったことにも気づきました。
そうしてカウンセリングやワークなどをやっていくことになるのですが。これは今でももちろん土台としてあります。道場は望みが叶うためにあるのではなく、人生に大変なことがおころうとも、それに向き合うことができる自分になり、そういう自分自身から幸せを感じるためにあります。望んだ物事からでなく、自分自身からなんです。幸せはそんなふうに中身が満ちている自分自身だったんだと体験を通して気づいていってもらいたいです。個性はそれぞれ違いますが、魂としては(望みを叶えるというところを超えていきたい魂にとっては)ここは共通にあるものだと思います。そういう方達のナビとして、共に歩くことをこれからもしていきたいです。
|
|