| 火種 | - 2025/12/22
- 近頃「活力」を思うようになりました。
「活力」→活動を生み出す力。元気よく動いたり、働いたりする力。(コトバンクより)
それは、心底、身体の奥深くから、湧き出るように、つきあげるように、出てくるエネルギーだと思います。それがあるから活動できるし、元気に動くこともできる。
そして、それは特別なものではなく、それぞれが日常の中で今までにも体験してきているはずだと思いました。
例えば、子供を産んだことのある方たちは、赤ちゃんを育てるときに、愛おしいと思ったり、守ってやりたいと思ったり、この子がいれば生きられると思えたり。強い気持ちを生み出すうねりのようなものを持ったことがあると思います。
又は、他人から自分が大事にされた体験や、自分が誰かを大事にした体験や、趣味でやっている物事の中に心をつかまれるような体験や、仕事においても没頭して行うことのできる瞬間とか(他人が関わってくる場面では、そこに関わった人の評価が入ってくるので、そちらのほうへ意識が向いてしまうのですが、それを置いといて、評価を得る前に自分が没頭していたその瞬間のことです)それらは自分への健全な刺激となり得たものです。思考ではなく心が体験していること。これらが全部その人の活力となっているんじゃないかと思いました。
私がピアノを弾いたり、おうちでバレエをしたりも、散歩をしたりも、まさにこの活力が心の底からわいてくる瞬間です。そしてその活力は心身で覚えていて、落ち込んだときには、その活力を意識的に浮上させるようにしています。そうすると、元気に、明るく活動する、ということに直結しなくても、活力が湧く感じを感じることができます。自分の中にまだその火種が残っているということ、それを浮上させることができることが、また活力になります。
生きているものにとって活力は大事です。でも、それは表に現れる「よ〜し、やるぞ。頑張るぞ〜」だけではないです。自分の中にある、火種の活力を思い出してみるといいかもしれません。心が体験した火種はずっとそこで燃え続けていると思います。
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