| 謙虚であれ | - 2025/04/13
- 先日、久しぶりに図書館へ行きました。散歩の途中でちょっと疲れてしまったので休憩をしに。
あの、つきあたりの、大きなガラス窓のところにある椅子に座りたい。そして、そこから見える樹々を見上げたい。まるで森の中にいるような気分になれる所です。
で、席が空いているといいなあと思いながら、奥へ進んで行くと…「えっ、えーーーーーー」。広いガラス窓から見える、大きな樹々の上部がみごとに切られ、空が見えている。今までの樹々の枝や葉がない。これはもう、森ではない。ただの空き地(なんで?なんで切ったのぉ?)樹々の下部は残っているので、また育つとは思いますが、あの大きさに育つまでにどのくらいかかるのか。
今まで、確かにうっそうとしていた樹々のために部屋に光が入ってきずらい状態ではあったと思いますが、こんなに明るく、すかすかになっちゃって。
あまりのやるせなさに、早々に図書館を後にしました。もう、来ないかも。
こうしてみると、本を読みに、何か調べものをしに私は図書館に行っていたわけでもなさそうです。落ち着いて本を読みたいときに利用していましたが、きっとこの森の中にいるような気分であれたから落ち着いて読めていたのかもしれません。
こうして、思いもよらずに気に入っていたものが急になくなることってある。これはこの世の常ではありますが、結構なダメージでした。
私はここの大きな樹々に助けてもらっていたということがよくわかりました。物言わぬものたちですが、その大きさや、優しさや、包容力、それがなくなって初めてそういうものを与えてくれていたことに気付きました。その存在の持つ力を感じたり、そこから学んでいることに気づけていればよかったと後悔しました。そして、それを樹々に伝えられればよかった。樹々はそれを受け取り、そこに関係ができる。それが共存していくということだと思いました。
本当に日々教えられることだらけです。私には今年になってからそういうことが続いています。学べということを言われているような気がします。謙虚であれ、自分。謙虚でないと感じられるものも感じられない。そこに在るものも見えない。
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