漢字の書き順 | - 2024/08/27
- 語りかけは基本中の基本なので、自分流にしないで、習った通りに行ってください。そして、集中して、丁寧に。でも、神経質ではなく、深刻ではなく、重くなくです。1日1回でいいですから、パターンと正面から向き合う姿勢で語りかけをしてください。偉大な王が民と会っている大事な時間です。
慣れてくるとどうしても自分流にしてしまいます。それにも慣れてしまうと崩れていってしまうのですが、そのことに気づかなくなっていきます。多分そのときには黒パターンが王になりすましているのだと思います。
例えば、小学生の時に、漢字の書き順って習ったと思います。その書き順が身についていれば、それが普通になるのですが、こっちのほうが書きやすいから、結局、その漢字が書ければいいんだから、と適当に書いているうちにそれが自分の普通になっていきます。確かに見た目はその漢字なんですが。
でも、あの書き順に意味があり、リズムがあり、だからこそのあの漢字なんじゃないかと思うんです。結果よりもプロセスが大事ということじゃないかと。
「人」という漢字。左から書き出して、右側を書く。これ、逆から書いても「人」になる。しかし、左側の部分を勝手に自分と見立てて、右側の部分が他人である…と思うと、自分はこうして他人に助けてもらっているんだ、感謝だなあ、と思えます。反対に右側の部分、他人を先に書き、次に自分である左側を書くと、まるで他人に覆いかぶさるようにして自分は乗っており、自分を支えてもらっているという気持ちになる。これは、あくまでも勝手な私のイメージですが。
漢字って意味があるものです。ですから書き順は大事だと思うんです。
で、語りかけ。それも同じ。語りかけという行為は意味があるものです。だから、どんな心で、どんな姿勢で、正しく行うことが大事です、そして、語りかけの文章を作るとき、ノートにスペースをとって書くとき、イメージして「私」(王)が語っているときは、その本来のところにいさせてくれるものだと私は思っています。だから、スキップしないで行ってください。
そして、黒パターンがみつかった→白パターンはこれだ、とすぐに動かないようにしてください。これもスキップしていくことになります。王と民の時間を楽しんでください。
|
|