理解の力 | - 2025/05/15
- 「ただ、あるものをその状態でOKと思える心を自らつくっていくこと」如実知見への道。少しずつ少しずつそちらの世界へ…。
それは、とにかく全てを受け入れろということか?どんな理不尽なことも、どんな苦しいことも、嫌なことも、怖いことも?その状態でOKって?…我慢しろということか?だとしたら、無抵抗のまま耐えろということか?と思うかもしれません。
そうではないんです。在るもの(目の前にあるもの、自分に起こったこと)は、そもそもは意味のないものとして存在しています。そのものごとに対して持つもの(本来の意味づけ)として「(ただ)在る」という選択肢があります。それを先にもってきてみてみると?そして、その後に、そのあるものに対して今の自分はどう考え、何をしていくか、を具体的に考えることができるのでは?ということです。それもたくさんの選択肢(プラス意味づけ、マイナス意味づけは作れるので)の中から選べる。
目の前にあるもの、自分に起こったことに、最初からどうにかしなきゃ、となっていくよりも(パターンが反応していることが多いので)ちょっとまてよ、そもそも意味がない状態で在るんだ、を先に持ってきてから、自分はどうするか?と考えたほうが、それに対してよりよい選択が落ち着いてできると思うのです。そういう意味の冒頭の言葉です。
そして、これはスピ的なというより、とっても現実的なことだと私は思っています。日々の生活をいかにスムーズに気分よく過ごしていくか、というところにあるものだと思っていて、特にそこが生きる上で必要な私にとってはここの強化がすごく大事です(なんせ、ストレスに弱いので)
自分に起きるいろんなこと、それがよいことならいいけれど、そうではないことも普通にたくさん起きるのが人の人生です。誰でもそれは嫌です。だからこそすぐにどうにかしなきゃ、と思うのだと思います。又は、それを避けることを前持って考える。しかし、避けることよりも創ることの方が建設的だし、現実的です。これは、そう思えばいいよね、という方法ではなく、そんなふうにそもそもできているんだ、というところへの理解なんです。理解の力です。
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