親子 | - 2024/01/27
- 昨日、買い物をして帰る途中のこと。
私の後ろから女性が早足で私を追い越していきました(結構な速さ)電車に乗り遅れそうなのだろうか…と思っていたらその女性の後に小走りで私を追い越していった小学校4年くらいの男の子がいました。
その男の子は前をいく女性に追いついて、横に並び、その女性の顔を見上げています。親子だった。しかしお母さんは男の子を見ることなく、男の子をおいて早足で歩いています。男の子はそのお母さんに遅れまいと小走りでついていき、再び並んでお母さんの顔を見上げるのですが、お母さんが彼を見ることはありませんでした。
何があったのかはわかりません。お母さんは男の子に対して腹を立てていたのか、何かとてもショックなことがあり、子供のことも目に入らないくらいなのか。いずれにしても、声をかけることもできないくらいのお母さんをどうしたらいいのか…何度も何度もお母さんを見ている男の子の困惑した気持ちが彼の顔にはうかんでいました。
で、自分の子どものときにも同じような出来事があったことを思い出しました。きっと誰でもが似たような出来事があったのではないかと思います。お母さんから無視される、これほど怖いことはありません。そして、同時に思ったのはお母さんも苦しいだろうということです。
何が原因かはわかりませんが、子供にそんなことをしてしまう自分を後から責める。わかっていてもやってしまう自分を、繰り返してしまう自分を後悔し、嘆いていると思います。
これが親子の一面でもあるんです。
で、自分で自分を癒し、救うことのできるお母さんがふえるといいなあと思いました。自分を傷つけ、自分をおとしめなくていい、自分で自分を救っていかれればいい、そして、誰もが本来はそれができるようにつくられているよ、と言いたい。
そしてその男の子には、大きくなったときに自分が傷ついたことを自分で癒し、自分で自分を救えるようになってほしいと思います。そこまでには長い時間がかかります。でも、きっと男の子の内の「私」はそれに向かっていこうとすると思います。安全に進んでいかれるよう天は見守ってくれると思います。
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