カウンセラーには哲学がある | - 2025/01/24
- 「カウンセリングとは、そういう人を育てること」この言葉は先生とのカウンセリングで先生がおっしゃったものです。
「そういう人を育てる」「そういう人」とは?…自分の哲学を自分で作り、それを指針にしてこの社会の中を生きていく人、と先生はおっしゃったのだと思います。
道場の「そういう人」とは新たな領域を生きる人のこと。そこへ向かう階段を上り、その都度の自分が自分の哲学を作り、自分の人生を創造して生きていく人、と思っています。
で、それぞれのカウンセラーには哲学があり(ないカウンセラーは多分いないと思う)、例えば、共感をしてその人に寄り添うことが自分のカウンセリングの哲学、という方もいるし、傾聴を通してその人を理解し、その人が楽になれるように指示を出すことが自分のカウンセリングの哲学、という方もいるし、とにかく本人に考えてもらうように質問をたくさんしていくことが自分のカウンセリングの哲学、という方もいるし、帰るときには少し元気になって帰ってもらうようにということが自分のカウンセリングの哲学、という方もいます。
それはそれぞれのカウンセラーの哲学なので、どれが正しいとか、どれがレベルが上か、ということではありません(道場は欲張りなのでそれぞれもちょっとずつ持ちながらです)こうして、カウンセリングを受けるクライアントさんがそれぞれの哲学を持つカウンセラーと相性がいいかどうかで選べばいいわけです。多くのカウンセラーはそのあたりは告知しています。だからいろんなカウンセラーがいていいということ。
私は先生と出会い、先生に鍛えていただき、そのときには全く気づいていなかったけれど先生の「そういう人を育てる」という哲学とも相性がよかったのだと思います。相性って、ただ、気が合うということだけではなくて、すでに感じ取っているものなのかもしれません。
そういう事も時間をかけて今なんとなくわかったこと。人とのご縁って深いものなんだと思います。
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