満足と幸せ | - 2024/11/03
- 人は今の自分の在り方に満足したり、幸せを感じる。
この意味が心身で感じられるといいなあと思います。そして、今の私が思うことですが、今の自分の在り方というこの一瞬にしか、満足も幸せもないと思っています。
一般的には、満足、幸せというのは他人や物によってもたらされると思っています。自分を愛してくれる人、理解してくれる人が隣にいる、家族がいる、お金がある、健康である、レベルの高い仕事をしている、いい生活をしている、特別な人だと評価されている、すごい人だと思われている、家、車、あらゆる持ち物…それらが十分に安定してあるときに満足し、幸せであると思える、ということ。
だからそこへ向かおうと頑張るし、手にしたものは決して離すまいと頑張ります。しかし、死ぬまでそれらが確保されることはありません。他人も(自分も)物事も全ては変化しているのが自然なことであり、そこは誰も避けられないことなんです。又、魂の学びとして、一気に失うことがセッティングされることもあります。一時的なものを信じないように、という学びなのかもしれません。
このように、多くの人が思う、満足や幸せは、そんな、不安定な、一時の満足と幸せなんです。
今の自分の在り方というのは、そのときそのときの自分の在り方であり、自由に形を変えてそのときに使いこなしていくことのできるものです。それは自分の内にしかないもので、それがなくなるということはありません。自分の血肉になっていくということでしょう。
本来、人はそういう状態の自分の在り方自体に満足や幸せを感じるということです。何かを失ったとき、理不尽にも何かが起きたとき、ピンチを迎えたとき、などなど、人生にはそういうことは誰にでも起こります。そんなときに自分の内にあるその力を使う。それを使える自分への満足と幸せ。自分はどうにかやっていかれるという信頼。何故だか湧きだす活力感、躍動感、積極性、勇気、元気、思慮深さ…満足と幸せはいろんなものをつれてきてくれるのだと思います。
それらは自分の内から消えることなく、変わることなく居続けます。だから、私はそうありたい。
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